医療・福祉・介護の業界で精神障害で労災申請を行うケースが増加しています。脳・心臓に関する労災認定受けた人の多くは60時間以上残業が認められていますが、精神障害では残業時間の多さではなく、人間関係、中でも上司とのトラブルが最も多かったという報告が上がっています。介護現場でストレスマネジメント、メンタルヘルス対策が必要であり、指導者の育成が急務です。
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「労災で精神障害」過去最悪、初の500件超え 医療・福祉関係の認定最多の86件
ニコニコニュース2018.07.10

 精神障害に関する労災請求件数を業種別に見ると、最も多かったのは「医療・福祉(社会保険・社会福祉・介護事業)」で174件。うち9件は、未遂を含む自殺の件数だ。2位は「医療・福祉(医療業)」で139件、3位は「運輸業・郵便業(道路貨物運送業)」の84件だった。上位3つの顔ぶれは昨年と変わらず、医療・福祉関係の業種で精神障害の請求件数が多いことも、昨年と変わらない。

精神障害を発症する具体的な出来事として最も多かったのが「上司とのトラブルがあった」(320件)だったことからも、人間関係の影響が大きいことが分かる。