介護保険滞納で資産の差し押さえ処分を受けた高齢者は全国543自治体で1万6161人。65歳以上が支払う介護保険料は原則、公的年金から天引きされますが、受給額が年18万円未満の場合は自治体に直接治めることとなります。介護保険料滞納で差し押さえられた高齢者の大半がこの直接納付者と言われます。その数が1万6161人で過去最多です。増え続ける保険料の上昇に、ついていけない高齢者が増加しています。
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介護保険料滞納で差し押さえ最多
東奥日報2018.07.26

 介護保険料を滞納し、市区町村から資産の差し押さえ処分を受けた65歳以上の高齢者が2016年度に全国で約1万6千人となり、過去最多だったことが26日、厚生労働省の調査で分かった。高齢者の増加や保険料の上昇で支払いに困る人が増えているとみられる。

 543自治体で1万6161人が差し押さえ処分を受けた。厚労省によると、大阪市の872人が最多。千葉県習志野市、広島市、長崎市、横浜市と続いた。