厚生労働省が8月6日に公表した2018年4月分の病院報告によれば、病院の入院患者は入院・外来共に前月から減少しています。人口減少社会に突入し、地方においては患者そのものが減少し始めています。今後地方では病院のベッドが余り、高齢者施設に空きが出始める段階にきはじめています。コンパクトシティの建設を進めてゆかねばなりません。
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「4月分」データでも、在院日数短縮に新規患者獲得が追いつかない状況が伺える―病院報告、2018年4月分
メディ・ウォッチ2018.08.06
「10月分」から「1月分」では、2015年以降「在院日数の短縮」と「病床利用率の向上」とが両立できていたが、「2月分」から「4月分」のデータを見ると、両立できていない―。
  今年(2018年)4月における(1)「1日平均患者数」は、病院全体で入院124万5701人(前月比2万4210人・1.9%減)、外来129万6688人(同6万4811人・4.8%減)となりました。入院・外来ともに前月から減少しています。

我が国は人口減少社会に入っており、地方によっては、すでに患者数そのものが減少し始めています。さらに近い将来、都市部でも人口減少(=患者数減少)が始まることが確実で、各病院におかれては「ダウンサイジング」(病床の削減)や「近隣病院との再編・統合」なども視野に入れた検討を進めていくことが重要です