これまで2回にわたって大阪あいりん地区の取材記事をご紹介して参りました。全国の高齢者街づくりのモデルになるのではないかと注目をされていますが、そのきっかけは大阪市が西成特区構想で2013年に開設した「ひと花センター」といわれます。人と人とのつながりが失われた高齢者が集い、ボランティアや労働のプログラムを通して社会とのつながりを再生する取り組みを始めています。様々な困難を抱える人たちが排除されない街づくりにチャレンジしています。大変勇気づけられます。
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[老いをどこで]地域「あいりん地区から」(下)生きがい 社会とつながる
読売新聞2018.08.06

 大阪市西成区の「あいりん地区」は、未婚や離婚などの事情で独り暮らしの男性が多い。働けなくなり、人とのつながりが失われた高齢者は、深刻な孤立状態に陥りがちだ。社会とのつながりを再生する取り組みが求められている。

大阪市が西成区の地域再生を目指して始めた「西成特区構想」のもと、2013年に市が開設した「ひと花センター」の案内だった。


 仕事やすることのない中高年の生活保護受給者の中には、パチンコや酒で時間をつぶし、家に閉じこもった末に体を壊す人がいる。そこで市は、生きがいを見つけられる居場所として、地区にセンターを作った。演劇や書道などの文化活動のほか、住民の依頼を受けて公園の草刈りやごみ拾いをするボランティア、農園で野菜を育てて住民にお裾分けする活動など、地域の役に立てるプログラムもあるのが特徴だ。