日本でもクラウドを使った遠隔画像診断システムを開発したドクターがおられます。近年はそこにAI(人工知能)を搭載して画像診断の精度を上げる開発を行っているといわれます。AIを使った遠隔画像診断は中国も国家を上げて取り組んでおり、日本が法的な制限で遅れるのは極めて不本意です。Google主催の国際会議「Google Cloud Next '18」で、日本から招かれた広島の放射線科医である北村直幸医師は自分たちがやりたいのは「医療の民主化」とお話しされています。
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目指すのは「医療の民主化」
Googleが期待を寄せる広島の医師
ハフィントンポスト2018.09.07
 7月にサンフランシスコで開催され、世界中から2万人以上が参加したGoogle主催の国際会議「Google Cloud Next '18」で、日本から招かれた一人の医師が講演を行った。放射線科医である北村直幸医師は株式会社エムネス(広島市)という企業の代表を務めている。エムネスでは、契約するクリニックや病院がクラウド上にアップしたCTやMRIなどの医療画像を、同社に勤める放射線診断専門医が読影し、診断を行ってレポートを返信するLOOKREC(ルックレック)というシステムを開発した。従来初期投資に多額の費用が必要だった遠隔画像診断が、クラウド上でデータを管理することによって、インターネット環境とパソコンさえあれば可能になるという画期的なシステムだ。