空き家を活用した母子世帯向けのシェアハウスが各地で開設されています。高齢者のシェアハウスに目が向いていましたが、これからは高齢者と母子世帯のシェアハウスも可能性がありますね。高齢者同士よりも多世代交流のシェアハウスで住まいと生活支援を行うモデルがもっとできてもよさそうです。
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夫の暴力から逃げ、母子でシェアハウスへ「安心感ある」
朝日新聞2018.09.27  

 ここ数年、他人と共同生活をする「
 シェアハウス」が、母子世帯向けに各地で開設されている。空き家が活用でき、社会貢献にもなるとして不動産業者が始めるケースが多い。全国30カ所を訪ねた研究者は「住まいと生活支援を合わせた仕組みで救われている人がいる」といい、調査結果と課題を小冊子にまとめて出版した。

神奈川県伊勢原市の住宅街にある、2階建てのシェアハウス。女性(34)は5歳と9カ月の子どもと1階で暮らす。6月下旬に入居した。

 1、2階にそれぞれ台所とトイレ、居間、和室がある。家具や家電、バスマットやハンガーは備え付け。単身女性も入居でき、2階の大学生2人と風呂や玄関は共有する。

こうした住まいが必要なのは、無職だったりで経済的余裕がない母子が一般的な賃貸に住むのは難しいからだ。公営住宅は空きがあるとは限らず、施設やDVシェルターは深刻な暴力の被害者が優先されがちだ。