独居高齢者と一緒に学生が生活する「異世代ホームシエア」に注目です。昔は私も大屋さん宅の敷地内の離れの下宿に住んでいたことがありますが。最近のように独居となりますと、大屋さんの家に下宿もありますよね。それが今の言葉で言えば「異世代ホームシエア」になるのでしょう。学生も大屋さんも助かります。今後このような形態のホームシエアは大いに感慨ですね。誰かのお世話が必要です。
・・・・・・・・・・・・
独居高齢者宅に学生下宿 「異世代ホームシェア」注目
東京新聞2018.10.03

 一人暮らしのお年寄りの自宅に学生が下宿する「異世代ホームシェア」が注目されている。ほどよい距離感を保ちながら一つ屋根の下で暮らし、お互いに刺激し合って前向きになったり、会話の相手がいる楽しさや安心感を得たりしている。 (細川暁子)


 東京都練馬区の宮本幸一さん(76)は五月から、早稲田大四年の荒木遼太郎さん(21)と暮らしている。二人が生活する宮本さんの自宅は、二階建ての戸建て住宅。かつては宮本さんの両親と、妻、二人の子と暮らしていたが、両親と妻は亡くなり、子どもたちは独立。空き部屋を有効活用したいと思い、異世代ホームシェアの普及に努めているNPO法人「リブ&リブ」(同区)の会員となった。

 台所、トイレは別々で一階に宮本さん、二階に荒木さんが暮らす。荒木さんは毎日、予定表に帰宅時間を書き込み、予定が変わる時は電話で連絡。適度な距離感を保ちながらも、お互いの状況を把握し合うようにしている。食事は別々だが、週に一度は一緒に夕飯を食べるのが同法人のルール。荒木さんが魚介のパスタ、宮本さんが中華丼などを交代で作り、晩酌しながら二時間程度、一緒にくつろぐ。

荒木さんは以前、食費込みで月七万円の大学の寮に住んでいた。だが、同法人の取り組みを知り連絡。代表の石橋〓(ふさ)子さんと面談後、宮本さんを紹介された。荒木さんは家賃や光熱費などとして月二万円を宮本さんに、会費月三千円を同法人に払っている。