中国で「老いた父を家中で孤独死させた五人の子女に刑罰 政府はこの事件の顛末をCD資料として全県住民に見せた」と報じられています。中国でも孤独死がテーマとなりつつありますが、流石中国、親を見捨てた子供達に扶養義務違反と遺棄罪の罪で懲役2年が言い渡されました。日本でも遺棄罪は5年以下の懲役があるようですが、独居老人の多い日本では話題にもならないでしょう。中国高齢化の危機感が伝わってきます。
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80歳で孤独死した老人の子供に刑罰 中国社会に危機感も
BLOGOS2018.10.23
  日本と同じように、高齢化の深刻な足音がひたひたと中国社会に迫ってきている。高齢化のスピードは日本以上に速いとの予測もあるなか、それを象徴するようなある事件の裁判が人々の関心を集めた。 共産主義青年団の機関紙『中国青年報』が報じた記事のタイトルは、〈老いた父を家中で孤独死させた五人の子女に刑罰 政府はこの事件の顛末をCD資料として全県住民に見せた〉である。

 四川省綿陽市平武県の一軒の農家が舞台となった。80歳の老人には子供が5人いたが、それぞれ出稼ぎなどで家を空けていた。 老人は2016年から2017年にかけて6度入院したというが、子供たちはここにもほとんど顔をださなかったという。

すでに親子関係は崩れていたということになるが、そのこともあって老人は、一度、子供たちを相手に「扶養の義務を履行させるための法的手段」を地元の法律事務所を訪れて相談していたとも伝えられる。

つまり孤独死という悲劇は、想定されるべく環境であったのだろう。
 さて、老人の死後、法廷に立たされた5人の子供たちが問われたのは扶養の義務違反であり、また遺棄罪であった。懲役2年が言い渡され、あるものは即日服役となり、あるものは執行猶予2年となった。

 ちなみに遺棄罪は刑法261条に定められたもので、5年以下の懲役となる。日本にも同じく遺棄罪はあり、生存にかかわる遺棄の場合は、はやり5年以下となっている。