川崎市が住む場所に困っている単身高齢者に市営住宅を手当するとのことですが、その条件が気になります。単身高齢者に市内の同じ勤務先に1年以上勤めている等の条件が付けられており、どこまで本気に単身高齢者又は生活困窮者を入れようとしているのか甚だ疑問です。
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市営住宅、通年で入居者募集 単身高齢者の住居対策
東京新聞2018.10.27

 川崎市は十一月十九日から、市営住宅の一部、二十九戸について、入居者を一年を通じて募集することにした。市営住宅は年二回、入居者を定期募集してきたが、こうしたやり方だけではなく、住む場所に困っている人に直ちに提供できるようにした。 (大平樹)

市市営住宅管理課によると、一人暮らしの高齢者などは引っ越しの際、孤独死を懸念する不動産業者から入居を敬遠されることがある。長年住んだアパートが取り壊され、引っ越し先がなかなか見つからない人もいるという。およそ半年に一度の募集では、こうした人たちのニーズに応えられないため、空室で修繕が終わっている市営住宅に限って、来年三月まで常に入居できるようにする。来年度以降も続ける予定。


 応募の条件は定期募集と同じ。市内在住か市内の同じ勤務先に一年以上勤めていることや、月収が一定額を超えないことなど。定期募集では、応募から抽選までの間に収入額の審査などを行ってきたが、通年募集では、申し込みから一カ月以内に入居できるようにする。