マヨネーズの会社が何故、医療機器ビジネスに参入?キユーピーは食品分野から今後成長が見込める医療機器の分野への事業分野を広げようとしています。意外なことに卵を産む鶏のトサカからヒアルロン酸が抽出されていたのですね。全く無縁ではなかったわけです。更なる飛躍を目指すようです。頑張れ~。
・・・・・・・・・・・・
マヨネーズのキユーピーが医療機器ビジネスに参入
内視鏡用粘膜下注入材を11月に発売
日経テクノロジーオンライン2018.10.29
 キユーピーが医療機器ビジネスに参入する。内視鏡用粘膜下注入材「ケイスマート」を2018年11月1日から販売すると発表した。商品設計と開発はキユーピーが手掛け、製造は医療機器メーカーに、販売はオリンパスに委託する。既に次の医療機器の開発にも着手しており、2022年ごろに医療機器全体で4億円の売り上げを目指す。

ケイスマートは胃や食道、大腸などの消化管の粘膜層に留まる早期がんなどの病変を通電しながら切除する「内視鏡的粘膜下層剥離術」や「内視鏡的粘膜切除術」といった術式で使用される医療機器。ケイスマートに含まれるヒアルロン酸ナトリウム溶液が、粘膜の下に留まり粘膜層と筋層を分け、病変部位の切除や剥離の操作性の向上をサポートする。

同社執行役員の高宮満氏は、都内で開催した記者発表で「なぜマヨネーズのキユーピーが医療機器を手掛けるのか」と切り出して参入への経緯を説明した。キユーピーは1985年にマヨネーズの原料の卵を生む鶏のトサカから抽出したヒアルロン酸の製造を始めた。