名古屋で介護職員が入所者に対して傷害や暴行を行う事件が続いています。名古屋で一体何が起きているのでしょうか?守山区の施設では介護職員が暴行し、ご家族から1年を経過して被害届が出され発覚、北名古屋市の老人ホームでは2人の看護師の暴力、暴言をカメラがとらえており、虐待防止法で立ち入り調査が入っています。介護職員並びに施設のモラルが低下しているのは間違いありません。
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名古屋の介護職員 傷害容疑で再逮捕
読売新聞2018.10.30
 介護施設の入所者にけがを負わせたとして、名古屋市守山区、介護職員南里裕也被告(42)(傷害罪などで起訴)が逮捕された事件で、愛知県警天白署は29日、南里被告を別の入所者女性(87)に対する傷害容疑で再逮捕した。
        

 発表によると、南里被告は昨年9月25日夜から26日朝にかけ、介護施設「ファミリア元八事」(名古屋市天白区)で勤務中、入所者の女性の顔を手で複数回殴るなどして全治2週間のけがを負わせた疑い。調べに対し、南里被告は「1年以上前のことなので記憶にない」と容疑を否認しているという。

 南里被告が今年9月に傷害容疑で逮捕された後、女性の家族が同署に被害を届け出て発覚したという。同署は29日、勤務先の介護施設などを捜索した。

 南里被告は入所者2人に暴行したとして、傷害と暴行の罪で起訴されている。


入所者に暴力や暴言、愛知・北名古屋市の老人ホームに立ち入り調査
TBS NEWS2018.10.29
 愛知県北名古屋市の老人ホームで、職員が入所する90代の男性に暴力や暴言を繰り返していた問題で、県と市は29日朝から、施設の立ち入り調査を行っています。

 北名古屋市高田寺の老人ホーム「アグレにじ北名古屋」に調査に入ったのは愛知県と北名古屋市の職員合わせて8人です。


 「やだ、この口。なんでこんな汚い顔にマスクやってないの」(女性職員・先月上旬に施設で撮影されたとされる映像)


 この問題は、60代の女性看護師ら職員2人が、入所する90代の男性に暴力や暴言を繰り返していたとして、北名古屋市が先月、虐待を認定し、愛知県に報告したものです。

愛知県は老人福祉法に基づき、適切な人員配置や研修など、運営上の問題がなかったか調査を行い、また、北名古屋市は高齢者虐待防止法に基づき、施設から提出された改善計画の内容が実施されているかを確認しています。県と市は「問題が確認されれば、改善命令など行政処分を出す可能性もある」としています。