舟木彩乃氏が人生を強く生きるためには首尾一貫感覚が重要と著書『「首尾一貫感覚」で心を強くする』の中でお話をされています。大変興味ある内容です。人生を俯瞰することの重要性について触れておられます。それを支えるのは把握可能感(=「だいたいわかった」という感覚)、処理可能感(=「なんとかなる」という感覚)、有意味感(=「どんなことにも意味がある」という感覚)の3つの感覚であると提唱者、アントノフスキー博士が語っておられます。それを身に着けるにはどうすれば良いのでしょうか。本を読んでみます。
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発見!人生がうまくいく人は「首尾一貫感覚」がとても高かった
現代ビジネス2018.11.04
 「首尾一貫感覚」という言葉自体、わかりづらくて難解な印象を与えますが、この感覚の高い人は、ちょうどサッカーの監督がフィールド全体を上からの視点で見て、ゲームの状況や今後の展開などを把握しながら指揮をとるように、今自分が置かれている状況や今後の成り行きなどを、人生全体を見通して判断できるようになります。

そのため、さまざまな困難やストレスに直面しても、それに対処していけるようになるのです。

アントノフスキー博士が首尾一貫感覚を提唱するきっかけとなったのは、イスラエルに住む女性たちの心身の健康状態を調査したことでした。その中には、第2次世界大戦中にユダヤ人強制収容所に入れられた経験を乗り越え、厳しい難民生活を生き抜いた末に、更年期になっても良好な健康状態を維持している女性たちがいました。

彼女たちは、なぜ挫折せずに生き抜くことができたのか――そこに着眼したのがアントノフスキー博士でした。博士は、そうした“健康的で明るい”女性たちに共通する考え方や特性を分析し、それを「首尾一貫感覚」と名づけたのです。

これは、大きく3つの感覚からなっています。

■把握可能感(=「だいたいわかった」という感覚)――自分の置かれている状況や今後の展開を把握できると感じること。

■処理可能感(=「なんとかなる」という感覚)――自分に降りかかるストレスや障害にも対処できると感じること。

■有意味感(=「どんなことにも意味がある」という感覚)――自分の人生や自身に起こることには意味があると感じること。

過酷な収容体験を乗り越えた女性たちが教えてくれるのは、首尾一貫感覚は先天的なものではなく、後天的に高められる感覚だということです。逆に、人が過剰なストレスに苛まれているときは、この3つの感覚が低くなってしまっているケースが多いと考えられます。