日本の貧困対策は何と単眼的なのでしょうか。アメリカをはじめとする諸外国は複眼的視点をもって、様々な貧困対策が打たれていますが、日本では唯一生活保護、その数が膨大な数に膨らみつつあるのに、制度そのものは旧態然として変わっていない。貧困対策そのものが制度疲労を起こしています。
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貧困を救う手立てがあまりに弱い日本の現実
結局、階層間の景色が共有できていない
東洋経済オンライン2018.11.04
 「日本には本当の貧困なんてない」と言う人たちもいるが、そんな人にこそ伝えたい現実がある。「あっけなく貧困に落ちる日本人の危うい立場」(11月2日配信)に続いて、『貧困を救えない国 日本』の共著者、阿部彩氏と鈴木大介氏が語り合った。

阿部:生活保護についてもそうです。「日本の生活保護者は人口の1.7%しかいないんですよ。アメリカでは13.0%いるのに。知ってますか?」と問われて、「アメリカの格差社会ってひどい」といった感想で終わってほしくない。自分たちの問題として引きつけ、「日本では受給できる人が少なすぎるんじゃないかな。日本ってどっかおかしいから、変えるべきことがあるんじゃないかな」と、そこまで話を持っていってほしいんです。