いわきの医療法人翔洋会が負債総額61億円で民事再生申請し破たんしました。いわき市という地方都市で医療療養病床や老人保健施設、医療併設サービス付き高齢者向け住宅等、どちらかというと医療を中心に慢性疾患患者や高齢者の受け入れ施設群を先進的に作りながら、破たんをした原因がどこにあったのでしょうか?積極的な事業拡大による病院・各施設の建設費や、それに伴う設備投資の増加で債務超過に陥るなど資金繰りが悪化したためと言われますが、各施設運営ノウハウの欠如と施設ポートフォリオの形成を誤ったことが根本的な原因ではいでしょうか?

病院併設のサービス付き高齢者向け住宅の1か月当たりの費用は食事まで含めて14万円から19万5000円と
なります。恐らくこの地域でこの金額では入居がスムーズにいったとは考えられません。又、新規の人工透析施設への患者数などが計画を下回ったことなどから資金繰りが悪化とも一部ニュースで報道されています。

次々と新しい施設や事業を展開しても、それに施設稼働がついていかなければ、投資金額が多大なだけに固定費の負担に耐え切れなかったのではないでしょうか。

<施設概要>
1968年(昭和43年)6月に磐城中央病院を開院(医療療養病床60床)、80年(昭和55年)8月に法人改組。94年4月には、老人保健施設ヘルスケアホームいわき」(定員92名)を開設し、その後も居宅介護支援事業所やグループホーム(18名)、訪問介護施設を相次いで開設した。また2016年7月には磐城中央クリニック(透析センター)、同年8月に小名浜中央病院(医療療養病床38床)といったサービス付き高齢者向け住宅(62室)を新設するなど業容を拡大。2018年3月期には年収入高約17億4000万円を計上していた。
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翔洋会が民事再生法申請 いわきの医療法人、負債総額は61億円
福島民友2018.12.01
 
信用調査会社の帝国データバンクいわき支店、東京商工リサーチいわき支店によると、病院・老人保健施設経営の医療法人翔洋会(いわき市、小林俊二理事長)は30日、地裁いわき支部に民事再生法の適用を申請し、保全、監督命令を受けた。事業は継続する。東京商工リサーチによると、負債総額は約61億円で今年の県内最大、県内の医療法人では過去最大という。

代理人弁護士によると、同法人は病院と介護施設計9施設を運営し、正規、非正規を合わせた従業員は約300人。各施設については、県内の医療法人などと経営権譲渡を見据えた交渉を進めているという。

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コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした”未来”をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。
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