賃貸住宅の物件探しに管理会社を訪れたお客の属性について調査結果が発表されています。高齢者と外国人の来客が増加しているのに対して、学生が減少、特に地方都市での減少が著しい結果となっています。高齢者は関西が圧倒的に増加しており、次に首都圏や関西圏を除いく地方都市で増加していますが、何故か首都圏での伸びがありません。首都圏の高齢者はどこに向かおうとしているのでしょうか?
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学生のみ減少の気配…賃貸住宅管理会社への来客層の変化をさぐる(2018年12月発表版)
Yahoo!ニュース2019.1.7
 賃貸住宅の物件を探しに管理会社に来客した人達は増えているのか減っているのか。賃貸住宅の需給を推し量れる来客の実情を、賃貸住宅管理会社による協会「日本賃貸住宅管理協会」の調査「賃貸住宅市場景況感調査(日管協短観)」(※)から確認する。

賃貸住宅を管理する会社に来たお客の属性を「学生」「一般単身者(学生除く)」「一般ファミリー」「高齢者(65歳以上)」「法人」「外国人」に大別。その上で、それぞれの来客数(直接来店した人の数)の「前年同期」(今件ならば2017年4~9月)と比べた変化を尋ねた結果は次の通り。

「学生」は「減少」が「増加」を上回る、つまり全体的には客足が遠のいてしまっている。それ以外の属性は「増加」が「減少」を上回る、つまり客足が伸びている状況が確認できる。 「高齢者」「外国人」は増加が4割を超えているのに学生は1割弱と減少している。

地域別の動向を見ると、関西圏では特に「高齢者(65歳以上)」の伸びが著しい。他方首都圏・関西圏以外の地域では「学生」が大きく落ち込んでいる、「学生」の全体値がマイナスなのは首都圏・関西圏以外の地域のマイナスによるところなのが分かる。