注文を間違えるレストラン














「母はデイサービスに行きたくない、働きたいと繰り返していた。人から必要とされることを欲していた」。そんな認知症高齢者の思いを実現する「注文を間違えるレストラン」が各地で広がりを見せています。認知症を生活機能障害としてとらえ、不足する機能を周囲がサポートすることで働くことのできる環境が実現できるといいですね。
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認知症、失敗も「まぁいいか」 「間違えるレストラン」と多様性
Yahoo!ニュース2019.1.13
  料理を運ぶのにも時間がかかる。テーブルを間違うこともある。でも、そのこと自体を楽しみませんか-。こんなコンセプトの「注文をまちがえるリストランテ」が先月のクリスマスイブに京都で開かれた。4人はいずれも認知症。普段は介護を受ける側だが、この日は違う。「体を動かすのが好き。どうにかできたかな」。おはなさん(68)は充実感を漂わせる。

「母はデイサービスに行きたくない、働きたいと繰り返していた。人から必要とされることを欲していた」。そんな時、東京で元NHKディレクターの小国士朗さんらが始めた「注文をまちがえる料理店」のイベントを知り、参加した。2017年9月。おしゃれなカフェでは、「キャスト」と呼ばれる認知症のお年寄りが、きれいに化粧をして生き生きと働いていた。
 「生まれ育った京都で同じ活動をしたい」。昨年3月に左京区の店を借りて晏子さんと最初のカフェを開催した。5回目となった同9月には、ホテルグランヴィア京都(下京区)で17人の認知症キャストが120人から注文をとり、料理を運んだ。
 「『まちがえる』という名称だけど、間違えることが目的じゃない」。だけど、多少の迷惑をかけることがあっても受容できる社会にしたい。団体名にもした「まぁいいか」の精神で。