生活保護費の「召し上げ」は全国的な現象かと思います。非常に厳しくなってきています。確かに2004年から25%もの保護費の削減が行われ、更に、その収入認定が過酷になってきています。先日も施設に入っているにもかかわらず、収入認定により施設退去を余儀なくされた事例がありました。特に福島県では震災がもたらす「貧」と「l困」により生活保護へのニーズが高まってきたことに対して、人権擁護の対応が遅れていることが過酷な「召し上げ」にまで発展してきているのではないかという「みわよしこ」氏の報告です。是非、ご一読下さい。
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生活保護費の過酷な「召し上げ」が福島市で頻発するナゾ
みわよしこ:フリーランス・ライター

ダイヤモンド・オンライン2019.2.22
 福島市では近年、「不適切では」と疑念される生活保護の運用が相次いでいる。特に深刻なのは、生活保護費の収入認定(召し上げ)に関するものだ。「収入認定」を一言で説明すると、保護費を受け取りすぎないための精算である。

近年の福島市では、不正ではないにもかかわらず、あるいは本人の不正ではないにもかかわらず、過酷な収入認定が行われて「最低限度」を下回る生活を強いられる事例、また収入認定すべきではないものを収入認定した事例が、複数確認されている。

昨夜、北海道を再び震度6の地震が襲った。災害が「貧」や「困」をもたらし、生活保護へのニーズを高めることは間違いない。だから、8回目の「3.11」を前に思い起こしたい。災害による「貧」と「困」の苦しみは、5年や10年で消え去るわけではないということを。