京都市伏見区に設置予定の救護施設が隣市住民の反対で年度内着工が困難となり、整備予算が繰り越しとなりました。建設予定地が向日市の住宅地に隣接しているため、周辺住民が不安の声を上げており、当面収まりそうもありません。救護施設は地域移行を支援しており、入所者は外出して地域と交流することを通じて社会経験を積み重ねることを目的としていますが、伏見区と向日市の溝は簡単に埋まりそうもありません。

隣市住民が「白紙撤回」要求の救護施設、年度内着工困難に 京都市が整備予算繰り越し
Yahoo!ニュース2019.2.26
 京都市によるホームレス支援施設の見直しで更生施設「市中央保護所」(下京区)に代わり、民間の社会福祉法人が伏見区に設置を計画している救護施設について、市が本年度予算に計上していた救護施設の整備費助成金約1億3千万円を2019年度に繰り越す議案が26日、2月市議会で可決された。本年度中の着工が困難になったが、市は「来年4月の開所を遅らせることまでは決定していない」としている。