中国の方が高齢者問題を真剣に考えているのではないかと思ってしまいます。中国では我が子に先立たれた高齢者を失独者といいます。全人代代表からも高齢の失独者の為に公的基金を設立すべきとの意見も出され、李克強首相が国を挙げての高齢者対策に取り組む姿勢を明らかにしています。少子高齢化問題でさえ中国に追い越される時代がくるかもしれません。
・・・・北京に住む60代の失独者は「代表の提言に感謝している。失独者は血の涙を流すような悲しみの中にある。政府は愛情を持って、民衆の苦境に対応してほしい」と訴えた。
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一人っ子政策のツケ?少子高齢化に危機感あらわ 全人代閉会で李克強首相
Yahoo!ニュース2019.3.15
 【北京・河津啓介】中国の李克強首相は15日、全国人民代表大会(全人代=国会)閉会後の記者会見で、急速に進む少子高齢化への危機感をあらわにした。李氏は政策や社会基盤が「需要に追いついていない」と認め、介護や育児サービスの拡充を約束した。

介護施設の現状について「100人当たり三つのベッドしか提供できておらず、大都市では90歳を過ぎてようやくやく空きベッドが見つかる状態だ」と実態を明かした。

全人代期間中の議論でも少子高齢化への関心は高く、国の一人っ子政策に従い、我が子に先立たれた「失独者(一人っ子を失った者)」への支援拡大を求める声が上がった。

中国紙「瀋陽日報」によると、東北部遼寧省選出の全人代代表(国会議員)の医師、李※氏は、高齢の失独者のために公的基金を設立して、介護や医療など物心両面のケアをすべきだと国に提案した。同氏は医療や介護の現場で「同意書などに署名する親族らがいないため、失独者が治療を受けられず、施設に入居できない事態が起きている」と指摘した。