有料老人ホームやサービス付き高齢者向けにどこまで期待をするのか、終の棲家を期待する向きもありますが、施設はその特徴や運営者により、果たせる機能は異なります。日本には16種類の施設分類があり、運営者も中小零細から大手まで様々です。ましてや、終の棲家に入るためにはどれだけのコストがかかるのかを含めて、選択肢は極めて広いと言わざるを得ません。正しい施設情報や運営者情報に基づく評価が必要です。
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高齢者施設やホームの未来はどこに… 胸が締め付けられたNHK「人生100年時代を生きる」
ZAKZAK2019.3.15
 昨年11月にNHKテレビで「シリーズ・人生100年時代を生きる」第1回「終の住処はどこに」という番組が放映された。ご覧になった方もいると思うが、内容は「サービス付き高齢者向け住宅(サ高住)」で起きているさまざまな問題と矛盾を取り上げたもので、見ていて胸が締め付けられる思いになった。

しかし“終の棲家”という視点でとらえると、まだその機能に達していない、あるいはその機能を目的としていない施設やホームが多数存在していることも現実なのである。

 今後ますます介護が必要な高齢者が増加するわが国において、本当の意味で“終の棲家”となる施設やホームの増加に期待したいものである。進む未来が安心して暮らせる社会であるためにも。