週刊新潮に医師の里見清一氏が「医療費が高すぎて国家を危うくする」という持論を展開しています。これまで社会保障費の抑制論議が主で、肝心の高額医療の見直しや医療、年金、福祉の全体的な改革についての議論が見えません。里美氏の主張が一石を投じるものであれば良いのですが。
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現役医師が「医療費高すぎ国家を危うくする」と警鐘鳴らす新潮連載
Viewpoint2019.4.14
 週刊新潮に連載の『医の中の蛙』86回(4月11日号)で、執筆者の医師・里見清一氏が「医療費が高すぎて国家を危うくする」という趣旨の持論を展開している。年金や医療費などの社会保障費の増大が続いているが、最近、メディアから以前ほど、なぜか、国家財政への過度の負担を危惧する声が聞こえてこない。そんな中、現場の医師が、「高額薬は国家を破綻させる」「75歳以上は延命治療でなく緩和医療を」と訴えている。

里見氏は、守備範囲である医療分野について言及しているが、社会保障の全体を探る目も重要だ。日本では、医療なら医療、年金なら年金、福祉なら福祉という具合に、各分野がばらばらに論じられていて、社会保障の全体的な将来像がまるで見えてこない。改革が一定方向に進んでいかないゆえんだ。