アジアのケアギバーは世界で争奪戦になるということを以前にも書きましたが、現実のものとなりつつあります。高学歴ほど日本は待遇が悪く魅力がない、というお話はその通りでしょう。ヘルスケア部門で、日本の待遇でそれなりの魅力があるのは医師と看護師ではないでしょうか。現在我々も関係先で中国の看護師資格をもつ日本語検定A1を保有する人材を十数名採用しました。 国の内外を問わず、高い能力を持つ人材は相当に処遇をすべきです。アジア人であれば低報酬でよいという発想は通用しません。このままでは介護は優秀な外国人材にも見放されてしまいます。
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日本出稼ぎ、アジアの現実 待遇悪く「高学歴行かない」
朝日新聞2019.4.14
 マニラの事務員ジョイさん(28)はそう話す。今回は先着順の受験申請に間に合わず、次回に受ける予定だ。大学を卒業して看護師の国家試験に合格したが、なり手は多く、資格を生かせる職場はなかった。地方で暮らす母を支えるために事務員として働き、月給から月3千ペソ(約6400円)を送っている。

フィリピンは約230万人が世界で働く海外出稼ぎ「大国」。看護師だけでも毎年1万9千人が海外に出ると言われる。人気は同国の何倍もの給料をもらえるカナダ豪州。一方、「高学歴の人は見向きもしない」のが日本だと、マニラで人材業に関わる石川哲哉さん(44)は言う。給料などの待遇が良くないのだ。