非正規女子の格差処遇が改まりません。何故にこのような苦しみがいつまでも続くのでしょうか?女性の苦しみは家族の苦しみであり、それは社会の苦しみでしかありません。どうして政治の世界はそれがわからないのでしょうか?女性活躍を叫ぶより前に「人並みに、人間らしく暮らせる制度を整えるほうが先なのに、なかなか声が届かない」という雨宮処凛さんの言葉に政治家は耳を傾けて欲しい。
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非正規女子を苦しめ続ける《どうせ女は》という日本社会
livedoor2019.4.14
 格差社会と呼ばれて久しい。そのしわ寄せをもろに受けているのが、バブル崩壊後の就職超氷河期に社会に放り出されたロスト・ジェネレーション、いわゆる『ロスジェネ世代』だ。

 非正規雇用で働く人たちの実態をよく知る作家・雨宮処凛(あまみやかりん)さんは、ロスジェネ世代が向き合ってきた不毛な競争を「10人中、6人しか座れないイス取りゲームをやっている状態」と、たとえる。

とりわけ女性を取り巻く現実は厳しい。非正規雇用で働く人のうち、女性が占める割合は約7割と圧倒的に多い。国税庁の調査(平成29年)によれば、年間平均給与は151万円。女性活躍を叫ぶより前に「人並みに、人間らしく暮らせる制度を整えるほうが先なのに、なかなか声が届かない」と雨宮さんは嘆く。

「先日、(社会学者の)貴戸理恵さんが『現代思想』('19年2月号)に、こんなことを書いていたんです。

 いちばん働きたかったときに働くことから遠ざけられて、いちばん結婚したかったときに異性とつがいになるにはあまりにも傷つき疲れ果てていて、いちばん出産に適していたときに妊娠したら生活が破綻すると怯えた、それがロスジェネだ、と─。まさにそのとおりだな、と思いましたね」

「死なない方法って、つまり生存権で、本来は国が保障すること。それを個々人でやらないといけない。厳しい時代に生きているんだと思います」