「この30年、女性の貧困が進み、今後もアンダークラスに転落する人は増え続けるだろう。そしてそれは、女性や、立場や力が弱い人たちだ」女性セブン2019年5月2日号
昭和までの日本社会は「資本家階級」「中間階級」「労働者階級」に分かれていたが、今やその下に「アンダークラス階級」が誕生し、その数はおよそ930万人、就業人口の14.9%と社会の一大勢力になりつつあります。このクラスの平均年収は186万円、貧困率は37.8%、女性の貧困率は50%、この現実を我々はしっかりと見据えねばなりません。マスコミがこの社会的事実を報道しません。
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抜け出せないアンダークラスの恐怖 介護離職を機に中間層から転落も
マネーポスト2019.4.27
 昭和までの日本社会は、『資本家階級』、『中間階級』、『労働者階級』の3つに分かれると考えられてきた。しかし近年は、労働者階級の内部に巨大な裂け目ができ、極端に生活水準の低い非正規労働者の新しい下層階級=『アンダークラス』が誕生している。

 アンダークラスの数はおよそ930万人に上り、就業人口の14.9%を占め、社会の一大勢力になりつつある。平均年収は186万円で、貧困率は38.7%と高く、特に女性の貧困率はほぼ50%に達しているという。

 金持ちの子はより金持ちになり、貧乏人の子はより貧乏人に、そして貧困家庭に生まれた子はアンダークラスに落ちてしまう。「貧困の連鎖」は止められないのが、今の日本の社会構造だ。親から子供へ、世代を超えて「階級の固定化」が深刻な問題となっている。

中央大学文学部教授の山田昌弘さんは、女性ほど貧困に陥るリスクが高まりやすいと指摘する。

「せっかく正規で働いていても、女性は子育てのために一度辞めざるを得ない人がほとんど。産休、育児休暇などの制度はありますが、日本企業の傾向として、一度退職したり非正規雇用になると、大企業には戻りにくい。そのため、もともと貧困層の人だけでなく、中間層にいる人もアンダークラスに陥る可能性は大いにあります。特にアラフォー世代でその傾向は高い」

アンダークラスに落ちないために気をつけるべきことは何か。山田さんが話す。

「まずは病気にならないこと。自分だけでなく、家族が病気になった場合も、一気にアンダークラスに落ちる可能性があります。会社を辞める時もよほど慎重になるべき」