これから孤独死の季節を迎えます。孤独死は梅雨の時期から一気に増え始め、秋には収束するそうです。その理由はわかりませんが、孤独死は既に年間3万人、実数は5万人とも6万人とも推測されます。自殺者年間2万人をはるかに超す数となっています。孤独死は高齢者に限定されるものではありません。何故にこのように孤独死が多い社会になってしまったのでしょうか?大人のひきこもりの終着地点が孤独死とすれば、弱者があまりに生きにくい世の中になりつつあるのではないでしょうか。
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孤独死は「大人のひきこもり」の最終地点か 高齢者問題ではない現実
withnews(ウィズニュース)2019.7.12
4年にわたって孤独死の取材を続けるノンフィクションライターの菅野久美子さんが、現場で見てきたのは「個人」ではなく「社会」のいびつさでした。左遷や病気、虐待……自分の力ではどうしようもならない壁の前に崩れ落ち、立ち上がれなくなった人たち。年間3万人と言われる孤独死の中でも、ひときわ現場で目立つのは、高齢者ではなく、現役世代です。「大人のひきこもり」の最終地点とも言う孤独死。

「孤独死する人は、真面目でうまくこの社会で生きられない人、生きるのに苦しんでいた人たちばかりです」
原状回復を手掛ける特殊清掃業者から出てくるのは、そんな言葉ばかりだ。

「いい人」「うそを吐けない人」「心の優しい人」「真面目な人」が、社会からひっそりと脱落し、引きこもるようになり、その後遺体が何日、何カ月も発見されないという事実に、私は打ちのめされた。

なぜ、孤独死が多い社会になっているのか。なぜ私や彼女はこんなにも生きるのが苦しいと感じているのか。そして、どうすればこの社会はそんな状況から脱することができるのか。前述したように年間3万人が孤独死しているが、実数は5万人とも6万人に及ぶとも推測されている。

孤独死は梅雨の時期から一気に増え始め、秋には収束する。