医学部の定員について政府は2012年以降減らす方針のようです。高齢者人口がピークを迎える2040年頃を境に減っていくことに加えて、日本全体の人口減少も勘案すれば、大学側としても容認せざるを得ないとする考えです。問題は地域偏在にどのように対応するのか焦点になるでしょう。いくら計画を作ってもこの問題はよほど国家が関与しなければ解決しそうにありません。
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医学部定員減、受け入れざるを得ず - 小川彰・医大協会長に聞く◆Vol.3
m3.com2019.7.26

――医学部の定員についてはどうお考えでしょうか。2008年度以降、段階的に増やし、2021年度まではほぼ現状維持ですが、それ以降、政府は減らす方針です(『医師需給の「第3次中間取りまとめ」、了承』、『「骨太方針2019」と「成長戦略実行計画」、閣議決定』などを参照)。

 私も減らさなければならないと思います。日本の高齢社会が進展して、医療需要が増えるという見方もあるものの、65歳以上の高齢者数は今は増えていますが、2040年頃にピークを迎え、その後は減っていきます。しかも、日本全体の総人口が既に減っている中で、医師だけを増やしていいのかという問題です。