2018年の介護政策の目玉のひとつになったのが「介護医療院」の新設です。これまでの介護療養病床約5.9万床、医療療養病床約7.2万床が2018年3月をもって廃止され、その受け皿として2018年度から介護医療院がスタートしました。昨年4月にスタートをして約1年、今年の6月時点で1万4444床となりましたが、介護療養病床からの転換は9594床とまだ1万床を切っています。介護療養病床の転換は2024年3月末までに行わねばなりません。廃止猶予期間が6年と長い為、そのスピードは鈍いと言わざるを得ません。何の為の猶予期間なのでしょうか?
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介護医療院は2019年6月末で223施設・1万4444床、未整備は岩手・宮城・新潟・宮崎の4県―厚労省
メディ・ウォッチ2019.8.7
 今年(2019年)6月末時点で、223施設の介護医療院が開設され、総ベッド数は1万4444となった。最も施設数が多いのは富山県と北海道の16施設、最もベッド数が多いのは福岡県の1216床。介護医療院が未整備の自治体は岩手県・宮城県・新潟県・宮崎県の4自治体となった―。