この猛暑の中で、日本では孤独死が最も多く発生するといいます。孤独死≒セルフネグレクトという相関のもと、猛暑に耐えきらずに死に至る人が後を絶ちません。完全に無縁社会と化したいびつな日本社会の現実があり、その数、年間3万人――。近年、高齢者にとどまらず、30代や40代を含む現役世代の孤独死が数多く発生している現実は看過できません。
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孤独死した40代男性の部屋に見た周囲との断絶
ふとしたきっかけで誰にでも起こりうる
東洋経済オンライン2019.8.12
 菅野 久美子 : フリーライター
いよいよ夏本番になってきた。夏は、1年のうちで孤独死が最も多く発生する。

なぜ夏の時期に孤独死が大幅に増加するのか。理由は簡単で、孤独死は近隣住民の臭いによって発見されるからだ。また、孤独死する人はセルフネグレクト(自己放任)に陥っているケースが約8割となっている。ゴミ屋敷など物理的にエアコンをつけられない環境にあることも多く、強烈な暑さの中、元々衰弱していた人などは、熱中症が引き金となって死に至ることがある。

拙著『超孤独死社会 特殊清掃の現場をたどる』の取材を通じて孤独死現場と向き合っていると、家族でも友人でもなく、遺体が発する臭いによってしか、その死が気づかれないという残酷な現実が浮き彫りになる。