お寺も神社も構造不況業種になる時代が来そうです。先祖を祭ることもなく、無縁仏となって合葬されていく、そのような時代になってしまいました。先日も私共が身元引受をしている施設ご入居のS様の火葬と納骨をして参りました。ご親族は姪御さんだけで、その姪御さんもお骨はそちらで処分をして欲しいとのことでしたので、近くのお寺さんを探して納骨をさせて頂きました。お寺のご住職に事情を説明し、丁寧に弔って頂きました、合掌。最近はこのようなケースが増えています。
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「最近の葬儀事情」―先祖崇拝はどこへやら―
BLOGOS2019.8.21
 戦後、人々は地方から大都市に流れ、故郷へ帰るのは盆と正月だけという方々も増えた。三世代、四世代になると故郷喪失で、多少ご先祖様が気になる人は「ふる里納税」で墓の清掃を依頼するケースもある。いずれ三回忌、七回忌、十三回忌はなくなり、墓地は無縁仏が増加し、お寺さんも経営困難な時代になるのだろうか。

ところで、日本の神社は8万8千ともいわれているが、神主不在の神社も多く、一人で10~20の神社を守っている神主も珍しくなく、外国人女性神主もいるそうである。神々の国・日本の神様も、目を丸くしてさぞ困っておられることであろう。

更に通販でお坊さんの手配もできる。火葬場での読経のみで、戒名なしの場合4万5000円、戒名の授与代は最低2万円とあった。 シェアハウス、シェアカーの時代。葬儀も通販時代の到来になるのだろうか。ご先祖の墓無し、故郷無し、40代~50代の嫁無し、引き篭りの増加、孤独死。

あぁ!!日本は何処に行くのだろう。