もはや65歳を高齢者といわない時代になったのかもしれません。日本老年学会などは一昨年、高齢者の身体状況や活動能力を科学的に検証した結果、10~20年前と比べて5~10歳の若返り現象が見られることから、75歳以上を「高齢者」、65~74歳を「准高齢者」とすべきだと提言しています。社会保障制度のみならず、雇用、医療・福祉、政治、社会のすべての仕組みを再構築する必要に迫られています。
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敬老の日 高齢者の能力生かす社会に
Viewpoint2019.9.16
 きょうは敬老の日。総務省によると、65歳以上の推計人口は3588万人と過去最多となり、総人口に占める割合も28・4%と過去最高を更新した。前年比では32万人増で、国立社会保障・人口問題研究所によると、2025年には総人口に占める割合が3割になる。

 100歳以上が7万人超

 また厚生労働省は、100歳以上の人口が7万1238人に上ると発表した。7万人を超えたのは初めて。まさに「人生100年」時代、超高齢化社会が目前に迫っている。