54000円の住宅型有料














昨日、F県のI市にある超低価格型有料老人ホームTに見学に行って参りました。少し田舎ではありますが、政令都市のF市から電車で40分程度のところに、確かに月額利用料は家賃10,800円、食費32,400円、管理料10,800円(水光熱費込み)、消費税込みの合計5万4000円の住宅型有料老人ホームが実在していました。この金額にウソ偽りはありませんでした。

この低価格ですので生活保護受給者がほとんどではないかと想像していましたが、定員20名のところ生活保護受給者は2名、ほとんどが生保対象ではありませんでした。これにはびっくりしました。

この地域の生活保護支給区分でいえば3級地の2ですので、住宅扶助費は32,000円、生活扶助費は75歳以上で60,570円ですので合計すれば92,570円となります。従って、T施設の利用料は生活保護費をはるかに下回る金額なのです。

運営管理者であり社長のU氏は生活保護の方は保護費で入れる施設に行ってもらえばよいので、この施設では生活保護にもなれない方々を対象としているということでした。これには耳を疑いました。

確かに立地は田舎なので、土地や家がある為に、生活保護にはなれない方々がおられ、しかし、所得は年金だけでは施設にも入れない方々が大挙押しかけえているそうです。

昨年7月にオープンをしましたが、建設途中から問い合わせが続出し、オープン1か月で全部の居室が埋まったそうです。現在も問い合わせが続いています。

何故にこの金額で施設運営が可能になるのか、そこにはU社長の並々ならぬ思いとアイデアが満載でした。
次回以降、その内容について許す限りで触れてみたいと思います。
たいよう写真2