最高裁と厚労省は成年後見人制度を巡り、後見人が勝手に判断せずに利用者の意思を尊重するよう求めるガイドライン概要案を有識者会議に示したと言われます。何を今さらと思います。今までこのような利用者の基本的人権も無視するような制度を2000年に作って以降、19年も経った今頃、「後見人は利用者の意思を尊重することが求められる」と言っていること自体、あまりに国民をなめ切った考えではないでしょうか?しかも、来秋公表予定と意向を示したというから言語道断です。いつまで利用者を苦しめるつもりでしょうか。
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最高裁が後見制度の指針概要案
利用者の意思尊重を求める

共同通信2019.11.5

最高裁や厚生労働省は5日、認知症を含め判断能力が不十分な人が不利益を被らないよう支援する成年後見制度を巡り、後見人が勝手に判断せずに利用者の意思を尊重するよう求めるガイドライン(指針)概要案を有識者会議に示した。本年度中に概要を固め、来秋にも公表する意向。利用者の意思が反映されず制度が使いにくいとの批判を踏まえたもので、指針によって利用者増につなげる狙いがある。

認知症や障害で支援が必要な人は数百万人とみられ、制度を使っているのは2018年末時点で約22万人にとどまることが背景だ。

 概要案は「後見人は利用者の意思を尊重することが求められる」と明記した。