医療分野のビッグデータ関連ビジネスに注目です。現在、メデイカル・データ・ビジョンは全国の病院と提携して医療機関向けに医療情報システムを開発しているといいます。もう既に2905万人のデータを保有しているそうです。医療だけではなく、介護分野のビッグデータも今後のビジネスになると思うのですが。特に、認知症のビッグデータは今後の介護にとって不可欠なはず。
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メディカル・データ・ビジョンは調整一巡、19年12月期大幅増益予想
財経新聞2019.11.18

■医療分野ビッグデータ関連ビジネス

医療分野のビッグデータ関連ビジネスとして、医療機関向けに医療情報システムを開発・販売するデータネットワークサービス、および製薬会社向けに各種データ分析ツール・サービスを販売するデータ利活用サービスを展開している。18年12月期の事業別売上構成比はデータネットワークサービスが41%、データ利活用サービスが59%だった。データ利活用サービスの構成比が上昇基調である。

 データネットワークサービスで医療機関向けに医療情報システムを販売するとともに、2次利用許諾を得た患者の医療・健康関連情報を集積する。そして集積した各種情報を分析し、データ利活用サービスとして製薬会社向けに提供するビジネスモデルだ。19年10月末の大規模診療データベース実患者数は18年12月末比312万人増加の2905万人となった。

18年12月末時点の導入数はEVEが801病院、Medical Codeが274病院、CADA-BOXが7病院(稼働5病院、準備中2病院)だった。

 収益は医療機関からのシステム利用料・メンテナンス費用、製薬会社からのサービス対価(システム利用料含む)である。