75歳以上の受信時の窓口負担を原則1割から原則2割に引き上げた場合、医療給付費を年約8千億円減らせると厚労省は試算をしていると言います。

1人の人が一生のうちに使う医療費の約半分が死亡前の2ヵ月に使われる、つまり終末期医療費とも言われています。厚生労働省の推計によると、日本人の生涯医療費の平均額は約2,700万円。男女の内訳では、男性が2,600万円、女性が2,800万円です(厚生労働省「平成27年度生涯医療費」より)。

特に70歳以上になると、病気を抱え医療費は大きくなる傾向があり、生涯の医療費の約5割がこの時期に占めている計算になります。

70歳以降になって収入が減り、その上に生涯の医療費の約5割を払わねばならない時に、医療費2割負担はどれだけ酷なことになるのか、国は考えたことがあるのか?これが全国民の合意の取れる内容なのか?
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75歳以上、負担2割で医療費8千億円削減 厚労省試算
朝日新聞2019.11.02
 政府が検討している医療制度改革で、75歳以上の受診時の窓口負担を「原則1割」から「原則2割」に引き上げた場合、公費や保険料でまかなう医療給付費を年約8千億円減らせると厚生労働省が試算していることがわかった。医療費を抑える効果があるが、75歳以上は収入が減るのに受診増などで窓口負担額が増える傾向が現状でもみられており、さらなる負担増は生活を圧迫しかねないとの指摘もある。