統計学者の鳥越規央氏が統計不正で明け暮れた2019年を振り返り、統計学者の立場でみた日本の問題点と対策を明確に言い切っている。世界の統計からみた日本の驚愕の事実3つ。1つは急落したゆとり世代の読解力、2つは下がり続ける労働生産性、3つは正規社員と非正規との格差拡大。
その為に打つべき経済復活対策は法人税の増税とベーシックインカムの導入の2つ。シンプルであるが核心をついている。
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日本復活に必要な「法人税引き上げ」と「ベーシックインカム」から目を背けるな
wezzy2020.1.1

「統計不正」ばかりだった2019年の日本
 2019年、「統計不正」という言葉がメディアを賑わせました。 厚生労働省が発表してきた「毎月勤労統計」の数値が不自然な動きをしていたことで、統計処理の不備が発覚。雇用保険の支払額の給付金を過少にするために行われていたのではないかという疑念が噴出したのです。 また、2013年に生活保護費の削減が行われた際、物価指数の下落率の計算に偽装があったとの疑惑も指摘されています。

そんな現在の日本の状況を、世界の統計はどのように映し出しているのでしょうか。驚愕の事実を示す3つの統計

1.急落した“ゆとり世代”の読解力
2.下がり続ける労働生産性
3.解消されない正規社員と非正規との格差問題

経済復活のための2つの提言
1. 法人税の増税
2. ベーシックインカムの導入