介護が必要になる期間は平均4年7ヵ月(55ヵ月)。介護に要する費用は498万円という試算。恐らくこの数字では済まないのではないか。夫婦二人では最低1000万円必要になるが、果たしてどれだけの人がこの金額を負担できるのであろうか?
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1人550万円も?介護費用はバカにできない!
マイナビニュース2020.1.14
 厚生労働省(2019年6月審査分の介護給付費等実態統計)と、総務省(2019年6月の人口推計確定値)のデータから推計すると、65歳~69歳では2.9%、70歳~74歳では5.7%、75歳~79歳では12.7%、80歳~84歳では27.8%、85歳以上は60.0%、90歳以上は75.4%と、年齢の上昇とともに要介護認定者は増えていることがわかります。


生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実態調査(平成30年)」によると、一時的な費用の平均は約69万円、毎月かかる費用の平均は7万8000円でした(公的介護保険の自己負担分を含む)。

同調査による介護期間の平均は、4年7カ月(55カ月)です。この2つの数字を用いて介護費用を計算してみると――。

69万円(一時的な費用)+{7万8000円(毎月かかる費用)×55カ月(介護期間)}=498万円

1人約500万円、夫婦2人なら1000万円です。この金額はあくまで平均なので、実際にはこんなにかからないかもしれないし、もっとかかるかもしれません。要介護度が高く、介護期間が長くなるほど、かかる費用も大きくなっていきます。