女性の貧困が止まらない。育児、介護に社会資本を投入しない限り、負の連鎖は止まらない。女性のひとり暮らしで貧困状態にある割合は、勤労世代(20-64歳)で29.0%、65歳以上だと46.2%にも上る(厚生労働省、国民生活基礎調査2015年)。また、シングルマザー世帯も勤労世代で31.5%が貧困状態だ(同)。どの数字も、男性の貧困率より高い。
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夫のリストラで専業主婦に起きた悲劇…“女性の貧困”が止まらない
日刊SPA!2020.2.9
 政府が謳う「女性が活躍する社会」は、夢か幻なのか――。  さまざまな「格差」が問題になっている中、「女性の貧困」は男性よりも深刻だ。フルタイムで働く男女を比べると、女性は男性より24.5%も賃金が低い(2018年、OECDデータベース)。

女性たちの貧困はより深刻化? 専業主婦でも…

また、女性のひとり暮らしで貧困状態にある割合は、勤労世代(20-64歳)で29.0%、65歳以上だと46.2%にも上る(厚生労働省、国民生活基礎調査2015年)。また、シングルマザー世帯も勤労世代で31.5%が貧困状態だ(同)。どの数字も、男性の貧困率より高い。

「女性の約半数は非正規雇用。彼女らの平均賃金約15万円の可処分所得は、(ひとり暮らしであれば)生活保護レベルとほぼ同等です」  そう語るのは、貧困問題に詳しいノンフィクション作家の中村淳彦氏。これまで貧困に陥ってしまうのは、非正規雇用やシングルマザーなどが多かったが、今後は「既婚者」でも困窮する人が増えると分析する。