依然としてマスコミ関係者の介護についての情報が古い。介護には大きくは在宅と施設に分けられるが、施設は高いというイメージをどうしても拭えない。在宅でのコストを考えると施設(在宅系施設)の方が安いケースも多々出てきているのである。施設が高くなるのはホテルコストが含まれるからというが、そのホテルコストの中でも特に高いのが家賃。この部分をおさえることができれば、場合によっては在宅よりも在宅系施設の方が安いことをマスコミは調査して伝えるべきである。民間施設は高いという誤った常識は捨てねばならない。介護業界に地殻変動が起きているに気付き、知らしめねばならない。
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<支えあう 介護保険20年> (2)施設の壁
中日新聞2020.3.19
月々の費用は在宅が約四万六千円だったのに対し、施設は約十一万八千円と倍以上。高齢期の生活保障にも詳しいファイナンシャルプランナーの畠中雅子さんは「施設は(家賃にあたる)居住費などが含まれることが大きな違い」と話す。
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 介護保険の施設には特別養護老人ホーム(特養)と介護療養型医療施設(療養病床)、介護医療院、介護老人保健施設がある。特養は生活の場で、そのほかは病状は安定しているものの、医療的なケアやリハビリが必要な人向けだ。

畠中さんによると、民間の有料老人ホームは介護サービス費と居住費、食費などで二十二万~二十三万円の費用がかかるのが相場。一定の条件を満たせば、要介護認定を受けてからでも年収に応じた入居費で過ごせる「介護型ケアハウス」を検討したり、有料老人ホームでも、自宅から遠い場所も含めて探したりすれば、比較的低い所得でも、入れる施設は増える。