懲役12年の刑で服役後、裁判のやり直し、そして無罪。通算16年という長い時間がかかりました。滋賀県の病院で元看護助手が人工呼吸器を外したとして殺人の罪で刑罰に処され、その無罪を獲得するまでにかかった長い時間は償いようがありません。冤罪が起きた理由の徹底解明と補償をしっかりと行って頂きたい。
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元看護助手に無罪判決 患者殺害で服役やり直し裁判
テレ朝ニュース2020.3.31

17年前に滋賀県の病院で患者を殺害したとして殺人の罪で服役した元看護助手のやり直しの裁判で、大津地裁は31日午前に無罪を言い渡しました。

 (濱田大地記者報告)
 「西山さんは無罪」。裁判官がそう言うと西山さんはまっすぐ裁判官を見据え、落ち着いた様子で「はい」と答えました。元看護助手の西山美香さん(40)は2003年、当時勤務していた滋賀県の病院で男性患者(当時72)の人工呼吸器を外した殺人の罪で懲役12年が確定して服役しました。出所後に大阪高裁が裁判のやり直しを認め、その後に最高裁で確定し、先月からやり直しの裁判が開かれていました。今月31日の判決で、大津地裁は「不整脈など他の死因による自然死の可能性がある」と指摘。また、「自白の信用性や任意性には重大な疑義がある」と判断し、「事件性を認める証拠がない」として西山さんに無罪を言い渡しました。逮捕から実に16年が経ってようやく名誉が回復した形ですが、なぜ冤罪(えんざい)が起きたのか捜査機関にはしっかりとした検証が求められます。