沖縄那覇市に認知症とがんを患う96歳の祖父を15年にわたって在宅介護で支える「最強の孫」がいる。「どんな時も私の味方であり、愛情を注いでくれたことへの恩返し」というが、誰でもできるものではない。本当に頭が下がる。祖父母も孫も最強である。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
祖父を支える“最強の孫” プラス思考で在宅介護 「丸ごといとおしい」
沖縄タイムス2020.5.22
「どんな時も私の味方であり、愛情を注いでくれたことへの恩返し」。そんな思いで介護休暇を取り、認知症とがんを患う96歳の祖父を在宅で支える女性がいる。那覇市出身の会社員、諸見里加菜子さん(34)。祖父の顔が並んだ自身のインスタグラムには「在宅介護 最強孫」のプロフィル。伯母ら家族と協力し、訪問医療・介護のプロに助けられながら食事、排せつなどあらゆる世話をこなし「介護は楽しんだもん勝ちです」とプラス思考で日々を送る。

2年前に93歳で亡くなった祖母クラさんを合わせると約15年、父方の祖父母の介助・介護を続ける。那覇市の祖父宅で寝起きする生活を、県外で単身赴任中の夫も理解し応援してくれるという。

「若いのに」「どうしてそこまでやれるの」。周囲にはよくそう驚かれるが、答えはシンプルだ。「もらったたくさんの愛情を返す。私にとっては自然なこと」。クラさんの死を通して「介護には必ず終わりが来る」と痛感した。極力悔いを残したくないと。

「一緒にいられるだけで幸せ。ご飯を食べてくれただけで拍手。小さくても一つ一つのことに感謝し、このかけがえのない時間を味わいたい」

 宗安さんとの日常をつづったインスタグラムは「magomago1214」で検索できる。