生活保護受給理由について改めて確認することもないが、70歳以上の高齢者世帯の開始理由では、健康状態の悪化(世帯主の傷病等)は少数で、経済状態の悪化(収入や貯蓄等の減少・喪失)を理由としている方が圧倒的に多い。年金は引き下げられ、社会保証料は引き上げられる。高齢者の貯えには限りがある。働こうにも低賃金の職場では限りがある。現在875万人の高齢者が働いており、労働人口の12.8%を占める。しかし、労災に遭った60歳以上の高齢者は労災全体の4分の1を占める。皆無理をして働いているのである。高齢者の生活保護は年々増加しており、高齢者にとっても唯一のセーフティーネットとなっている。

生活保護を受けている人たちはなぜ保護開始に至ったか?年代別の保護開始理由とは
Yahoo!ニュース2020.7.8
生活保護の開始は貯蓄等の減少・喪失が最多

厚生労働省の被保護者調査では、生活保護を受けている世帯に対し、保護開始理由を調査しています。下記のグラフは、2018年度の調査結果から世帯構成別に保護開始理由をまとめたものです。

保護開始の理由は、傷病者世帯以外の高齢者世帯・母子世帯・障害者世帯・その他世帯で、「貯蓄等の減少・喪失」が最も多くなっています。 例えば、高齢者世帯では保護を開始した6万8149世帯のうち、3万1242世帯が「貯蓄等の減少・喪失」を理由にしています。

高齢者世帯等は働く環境が改善しても働いていない場合が多いので、貯蓄等の減少・喪失により保護開始となる人が増え、高齢者世帯全体も6年間で増えています。

70歳以上世帯の開始理由では、健康状態の悪化(世帯主の傷病等)は少数で、経済状態の悪化(収入や貯蓄等の減少・喪失)を理由としている方が圧倒的に多いです。