介護難民を巡って高齢者施設間でもっと融通を利かすべきと考える。確かにコロナ禍の中で難しい局面はあるが、今回のように九州での豪雨災害で介護難民が出てくることは想定済み。その介護難民の受け入れを北九州市のウキシロケアセンターが行うとのこと。16事業所で40室を確保したという。今後は近隣エリアにて人材も施設もお互いに補完し合う仕組みを作り上げることが重要である。ウキシロの活動に注目したい。
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北九州の介護事業者が被災高齢者受け入れ 福岡、佐賀の施設で
西日本新聞2020.7.9
 北九州市を中心に介護施設「いこいの里」を展開するウキシロケアセンター(同市戸畑区)は9日、九州豪雨で被災し、介護を受けるのが困難になった高齢者を無償で受け入れると発表した。

 同社は、グループ会社を含め佐賀市や福岡県古賀市などでも施設を運営。被災者向けに福岡、佐賀両県の16事業所で計40室程度を確保する。対象は要介護認定を受けた高齢者で、生活再建のめどがつくまで家賃や食費などを免除する。必要があれば送迎車を派遣する。同社は「個々の状況に合わせて柔軟に対応したい」としている。問い合わせはウキシロケアセンター=093(871)5800。 (山下航)