私もCOCOAに登録をしているが、鳴かず飛ばず。友人はついにアンインストールしてしまった。登録件数は1000万人台に乗るということだが、実際に陽性登録者は7月30日時点でわずか76人という。これでは折角の自慢のソフトも張子の虎。登録者が増えなければ意味をなさない。政府はボトルネック解消策について具体策を持っていない。引き続き登録の義務化はせず、あくまでも陽性者本人が家族や友人、同僚を守るために、自らの意思で登録してほしいと訴えるに留まる。何もかも中途半端。こんなことで新型コロナに勝てるはずがない。
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コロナ接触確認アプリ、陽性登録者は「76人」--平副大臣が普及を呼びかけ
CNET Japan2020.7.31
 厚生労働省が6月19日に配信を開始した、新型コロナウイルス接触確認アプリ「COCOA」。配信から約1カ月が経過したが、実際の利用状況はどうなのか。同アプリの責任者である内閣府副大臣の平将明氏と、アプリの仕様を担当したテックチームが現状について説明した。

自らの意思で登録をした陽性者と、過去14日間に1m以内で15分以上近接した可能性があった場合に通知される仕組み。通知を受けた後は、自身の症状などを選択すると帰国者・接触者外来などの連絡先が表示され、検査の受診が案内される。

7月30日17時時点で、このアプリは950万ダウンロードに達しており、間もなく1000万の大台に乗る。このペースについて平氏は、「ダウンロード数が少ないと言われているが、思ったよりも多く、皆さまも関心があると思っている」と評価。アプリ経由で陽性者が見つかった事例もすでにあることから、ダウンロード数が積み上がることで、より効果を発揮するようになるとの見方を示す。

今後もダウンロード数は伸びていきそうだが、一方で課題となるのが、陽性登録者の少なさだ。7月30日17時時点でも76人しか登録者はいないという。

 ダウンロード数と陽性登録者数がどちらも一定の水準に達しなければ、アプリとしての真価を発揮することは難しい。しかし、陽性者からすれば、いくらプライバシーに配慮されていると言っても、「私が感染者です」と自ら進んで登録したいとは思わないだろう。今後、たとえば登録者に何かしらのインセンティブを与えるなど、対策は考えているのだろうか。

 この点について平氏は、「陽性者の登録が一番目詰まりしやすい構造であることは政府も理解している。ボトルネックをどうするかは各省庁と議論する」とコメント。ただし、引き続き登録の義務化はせず、あくまでも陽性者本人が家族や友人、同僚を守るために、自らの意思で登録してほしいと訴えた。