連日猛暑が続く中、大阪・堺市で共に86歳の脳梗塞で体が不自由な夫が、認知症の妻を介護する老々介護の中、二人に悲劇が襲った。夫が心疾患で8月18日に死亡、3日後の21日に残された認知症の妻が熱中症で死亡した可能性があるという。当時は連日最高気温が37度前後の猛暑が続き、妻が亡くなったとみられる21日の最高気温は37.1度に達していた。扇風機は動いていたがエアコンはついていなかったという。二人とも軽度の介護が必要な状態でありながら、訪問介護は利用してなかったという。誰かが手を差し伸べることはできなかったのか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
夫急死 認知症妻熱中症で死亡か
nhk.or.jp2020.8.31
連日猛暑が続き、総務省消防庁のまとめでは8月3日から23日までの3週間に関西2府4県で熱中症で搬送された人は5695人に上りました。
こうしたなか、大阪・堺市では8月、高齢の夫婦が死亡しているのが見つかり、警察は夫が病死したあとに認知症の妻が残され、熱中症で死亡した可能性があるとみて調べています。

8月24日、堺市美原区の住宅でこの家に住む、いずれも86歳の夫婦が死亡しているのが見つかりました。
夫婦は2人暮らしで、警察が遺体を詳しく調べたところ、8月18日に夫が心疾患で死亡し、3日後の21日ごろに妻が死亡したとみられることが分かりました。

妻が倒れていた和室では扇風機は動いていましたがエアコンはついておらず、ふすまが閉めきられていた状態だったということです。