やはり恐れてきたことが現実なっている。昨年12月から2月5日までに東京都内だけで103人が高齢者施設で感染し、亡くなっている。直近の1週間でも亡くなった人の内、高齢者施設での感染、死亡が28.6%となっている。恐らく病院で亡くなった方も含めると死者の半数は高齢者施設クラスター関係ではないかと推察される。この問題に社会はもっと強く対策を求めねばならない。このままでは水面下で何人の高齢者が死ぬかわからない。
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陽性でも入院できず感染が拡大…急増する施設内クラスター実態
Yahoo!ニュース2021.2.19 
2月7日付の毎日新聞によると、昨年12月から2月5日までに東京都内だけで103人の方が、高齢者施設で新型コロナウイルスに感染して亡くなった。その割合は増え続けていて、1月30日~2月5日までの期間内だと、亡くなった人のうち、28.6%が高齢者施設での感染。病院を抜き、死亡者の最大の感染場所になってしまった。 

感染対策は十分行っても、介護する際は接触を避けられず、防護服を着ていても防ぎきることは難しい。1月20日までに陽性者は職員8名、利用者19名に拡大。1月29日までに、残念ながら4名の入居者が逝去してしまった。 

「おひとりは、ご家族が施設で看取ることを望まれていたので、救急搬送はせず、最期はご家族に防護服を着ていただき、数分でしたが看取りに立ち会っていただきました。ほかの3名は、搬送先の病院で亡くなられています。1月10日に3名の入居者の方の感染が判明した時点で、すぐ入院できていれば、感染も拡大せずにすんだかもしれないと思うと、申し訳なくて……」