全国初の事業制限命令














今回、全国初の事業制限命令が出された神奈川県の住宅型有料老人ホームは2006年に開設されている比較的古い施設である。入居費用 195,000円で月額費用 133,880円の比較的低価格型の施設であるが、その施設で何が起きたのか?18名の入居施設であるが、入居者に対して職員が少なく、入居者の食事サービスが不十分だとして業務改善命令が出されていたが、行政は今回、この状態を虐待と認定して強い措置になったようだ。事実上の指定取り消しに近いものではないか。こうなる前に手を打てなかったのか?
事業制限命令とは老人福祉法第 18 条の 2 第 2 項 に記載されている内容であり、次のように基準が定められている。
・老人福祉法若しくはこれに基づく命令若しくはこれらに基づく処分に違反したとき
・老人居宅生活支援事業等に関し不当に営利を図り、若しくはその事業を利用する者の処遇につき不当な行為をしたとき上記の場合に、事業の制限又は停止を命じる
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入居者におにぎりと総菜1種 有料老人ホームに初の事業制限命令
Yahoo!ニュース2021.4.27
  神奈川県は27日、入居する高齢者が衰弱するような食事を提供していたなどとして、松田町の有料老人ホーム「シルバーハウス風の里」に対し、老人福祉法に基づき要支援・要介護者の入居を受け入れられなくする事業制限命令を出した。同命令が出されるのは全国で初めて。

 県は2020年2月、入居者に比べ職員が少なく、入居者への食事サービスが不十分だとして業務改善命令を出した。

事業制限命令