認知症の親の預金を凍結されないようにキャッシュカードの在りかと暗証番号を教えてもらっておけば万全かというと決してそうではない。
判断能力が落ちた後でも、ATMから本人の代わりにお金を下ろすことは物理的には可能であるが、ここに落とし穴がある。
この方法だと、キャッシュカードの紛失や磁気不良のような場合には、親本人が直接銀行とやり取りする必要があるため、認知症が進んだ後にリスクが残ることがあるのである。
つい先日も磁気不良で、銀行で下せなくなったとの話を聞いた。キャッシュカードの保存にもよるが結構この手の事故は頻発している。キャッシュカードが使えなくなった段階でアウトなのである。
再発行の為には本人が申請をせねばならない。それがスムーズにいく保証はないのである。窓口で怪しまれたらそれでエンドである。
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