身元引受人の需要の高まりを反映して、総務省が身元保証調査を実施している。当協会も直接ご連絡があり、調査に協力をさせて頂いた。

総務省関東管区の調査では病院・施設の9割以上が入院・入所の希望者に身元保証人を求めているという結果を昨年3月に報告している。

20年に日本総合研究所が50歳以上の男女3224人に行った調査では、「入院手続き・緊急連絡先を引き受けてくれる人」が「誰もいない」と「わからない」の合計で7.3%という調査結果が報告されている。即ち、ほとんどの人は身元保証を頼める人を確保できているとみられている。

しかし、婚姻状況別で見ると、死別・離別・未婚の人は身元保証を頼めない割合が高く、特に未婚男性は「誰もいない」と「わからない」を足すと合計34.3%、未婚女性で19.3%となっているようだ。一方、既婚男性の95.4%、既婚女性の97%が入院手続きや緊急連絡先があると答えている。

これらの数字が現状を正しく把握できているかは良くわからないが、独居高齢者の身元引受人、とりわけ男性の割合が大きくなってきているのは実感できる。それと最近は既存男性、女性の夫婦の身元引受人の希望が大きくなっているのを感じる。

即ち、家族遺棄社会の到来と言われるように独居であろうと既婚夫婦であろうと、家族や親族が身元引受人として名乗りを上げる機会が少なりつつあると感じる。

総務省もそのような背景で、民間の身元保証事業の拡大に注目して、実態を把握しようとしているのであろう。願わくは規制をかけて、事業拡大をセーブすることだけは避けて欲しいものである。
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身元保証人が見つからないシングル もしもの時に入院が大変
朝日新聞デジタル2022.10.28  
 病院・施設の9割が身元保証人を求める   
入院や施設入所の際には、多くの場合に身元保証人を求められます。実に病院・施設の9割以上が、入院・入所の希望者に身元保証人を求めているそうです(令和4年3月29日、総務省関東管区行政評価局の調査結果)。

この調査では「身元保証人が用意できない場合の対応」の回答結果も公表されており、「必要な場面ごとに個別に対応する」が60.3%(病院:77.1%・施設:50.3%)と柔軟な対応が見られるものの、「入院・入所をお断りする」が15.1%(病院:5.9%・施設:20.6%)もあります。   

病院については、医師は正当の事由がなければ診療を断ってはならない(医師法第19条第1項)という「応召義務」があり、厚生労働省は2018年に「身元保証人等がいないことのみを理由に患者の入院を断ることは医師法に抵触する」と通知しています。しかし、実態としては多くの病院で身元保証人を求めています。  

それでは、身元保証を頼める人はどの程度いるのでしょうか。20年に日本総合研究所が50歳以上の男女3224人に行った調査では、「入院手続き・緊急連絡先を引き受けてくれる人」が「誰もいない」と「わからない」の合計で7.3%ですから、ほとんどの人は身元保証を頼める人を確保できているようです。    

ところが、婚姻状況別で見ると、死別・離別・未婚の人は身元保証を頼めない割合が高く、特に未婚男性は「誰もいない」と「わからない」を足すと合計34.3%、未婚女性で19.3%となっています。   

消費者庁も「身元保証等高齢者サポートサービスの利用に関する留意事項」で、契約前に次のようなチェックをするように注意喚起しています。 
・要望の整理:自分が何をしてほしいか明確にする(生活支援・身元保証・死後事務など) 
・支払い能力の見極め:利用期間を想定して総額を計算し、支払えるか検討する。 
・サービス内容の確認:自分の希望するサービスを伝え、できることできないことを明確にして書面に残す。 ・今後のことを考えて:誰と何の契約をしているのかを書面に残し、緊急連絡先とともにわかりやすいところに保管する。  

おひとりさまにとって便利なサービスですが、上記のようなポイントを確認しつつ事業者を選定して契約したいですね。

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【本ブログについてのお問い合わせ】

一般社団法人ロングライフサポート協会

TEL:0120-196-119

E-mail:info@ll-support.jp

【一般社団法人ロングライフサポート協会について】

当協会は身元引受と法人コンサルの両面から高齢者の生活を支援する企業です。

身元引受は身寄りの無い方がご入居する際のサポート、葬儀サポート、金銭管理から、独居の方の電話による見守り業務まで幅広くおこなっております。

コンサルとしては、長年にわたる経験から、時代を先取りした”未来”をお届けするものです。介護報酬の改定やいろいろなリスクを勘案し、行政申請から内部監査、予算の見直しまで含めた総合的なものスポット的なものを取り揃えております。
高齢者支援サービスでお困りの際はロングライフサポート協会までお問い合わせください。

サポート協会URL:http://lls.sakura.ne.jp/
身寄りドットコム:http://miyori-support.com/