無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

カテゴリ: 認知症ケア

案の定です。政府が認知症対策の新大綱に認知症削減の数値目標を盛り込もうとして、取下げたようです。非科学的な数値目標は官邸が主導する作業の中で立てられたそうですが、緻密な科学的根拠に乏しい目標を掲げることは現場を混乱させるだけです。
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政府の認知症対策 緻密な議論が必要だ
佐賀新聞2019.6.15
 70代の発症を10年間で1歳遅らせる。政府は認知症対策の新大綱にそんな「数値目標」を盛り込もうとして、取り下げた。新たな偏見につながるとする反対意見に配慮してのことだという。

 もっとも「参考値」としては残す。運動など発症を遅らせる可能性が示唆される取り組みを推進し、その結果として70代の発症を10年間で1歳遅らせることを目指す、ということだそうだ。

 取り下げた理由も参考値として残す意味合いも、実に不可解だ。偏見を避けたいなら誤解を解けばいいだけだ。根本的な誤りを認めようとしない旧態依然とした姿勢に、改めて危うさを覚える。

 科学的事実はこうだ。認知症を防ぐ方法も進行を止める方法も今のところ、ない。数値目標を立てても達成するすべがないのだ。参考値としてであれ、SFじみた数字を政策に掲げる国は果たして文明国なのか。

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認知症の政府の数値目標に認知症関係当事者・支援連絡会議が懸念を示しています。案の定です。政府が16日に70代を占める認知症の割合を2025年までの6年間で6%減らすという数値目標を公表したことに対して「認知症の人と家族の会」の鈴木森夫代表理事は会見で「予防が強調されると、『認知症になるのは本人の努力が足りないからだ』と捉えられかねない」とコメントしました。認知症は70歳以上人口において2番目に多数を占める障害疾患と言われます。どのような根拠を持って6年間で6%削減されるのでしょうか?安易な考えが先行すれば認知症も自己責任と言われかねません。具体的な削減根拠を示して頂きたいと思います。
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認知症は「本人の努力不足」? 政府の数値目標に懸念
朝日新聞 


認知症の人や家族らでつくる「認知症関係当事者・支援者連絡会議」が22日、認知症の人と共生する社会の実現に向けた提言を発表した。参加団体の代表者は記者会見で、政府が70代の認知症の人の割合を減らす数値目標を公表したことについて懸念を示した。

 政府が今月16日、70代に占める認知症の人の割合を2025年までの6年間で6%減らすとの数値目標を公表したことについて、「認知症の人と家族の会」の鈴木森夫代表理事は会見で「予防が強調されると、『認知症になるのは本人の努力が足りないからだ』と捉えられかねない」と述べた。(石川春菜)

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高齢になっても働かざるを得ない老後環境にあって、最大の敵は病気や介護です。特に、介護が必要となる原因の最も大きいのは認知症と脳血管疾患です。認知症は女性の比率が高く、脳血管疾患は男性の比率が高くなっています。いずれも生活習慣病からくるものであり、日頃の健康管理が重要であることに変わりはありません。
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病気?ケガ?経験者に聞く介護が必要になったきっかけ
@DIME2019.5.9
 高齢者が大きな病気やケガをすると、元の状態に戻り切れず介護が必要になるケースが多々あります。入院が伴うとさらに事態は深刻で、生活環境がガラリ変わることから認知機能の低下も起こりやすくなります。

 では、どのような病気やケガをキッカケに、介護問題が発生するのでしょう?

 厚生労働省が行なっている国民生活基礎調査の結果に基づき発表されている「グラフでみる世帯の状態」(厚生労働省=2018年発表)を参考にしながら、考えてみましょう。

介護が必要になった主な原因、その順位は以下の通りです。

(1)認知症
(2)脳血管疾患
(3)高齢による衰弱
(4)骨折・転倒
(5)関節疾患
(6)心疾患
(7)その他
(8)不詳

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認知症予防に睡眠が良いのかもしれません。脳の活動と睡眠の関連性を示す新たな研究成果が明らかになりました。「科学学術誌『Science Advances』で2019年2月下旬に発表された麻酔による睡眠の最新研究によると、こうした一時的な認知障害は、の清掃機能が原因のひとつである可能性を教えてくれる」と報告されています。深い睡眠は脳の老廃物を輩出する上で大変重要とのこと、しっかりと睡眠をとらねばなりませんね。
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「脳の老廃物」を除去するには、深い睡眠が必須だった:研究結果
 WIRED.jp2019.3.16

の活動と睡眠の関係性を示す新たな研究結果が明らかになった。このほど科学学術誌で発表された「睡眠と脳の清掃機能」の最新研究が示しているのは、睡眠不足とアルツハイマー病の関連性や、ある種の麻酔が高齢者の認知障害につながる理由などだ。

あなたの家族や友人のなかに、全身麻酔下の手術の末に突然の「認知障害」を経験した高齢者がいるかもしれない。科学学術誌『Science Advances』で2019年2月下旬に発表された麻酔による睡眠の最新研究によると、こうした一時的な認知障害は、の清掃機能が原因のひとつである可能性を教えてくれる。

「睡眠は脳の老廃物排出システムにおいて非常に重要です。この研究では、深い睡眠であればあるほど効率的であることがわかりました」と説明するのは、この論文の筆頭著者であるロチェスター大学メディカルセンターのマイケン・ネダーガーである。「これらの知見はまた、睡眠の質や睡眠不足が、アルツハイマー病や認知症の発症を予測できるという根拠を、ますます強固なものにすることでしょう」
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地震や災害が日常化していくなかで、我々はいつ避難所生活を余儀なくされるかもしれません。認知症の高齢者にとっては環境変化が最大の敵です。どうして環境変化を乗り切るのか、避難所での生活に役立つガイドを作成した認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子研究部長のアドバイスです。

避難所生活を認知症の人と家族が「うまく乗り切る」ための6つのポイント
Yahoo!ニュース2019.3.11
 急激な環境の変化が苦手で、人一倍ストレスに弱い認知症の人たちにとって、災害などによる避難所での生活は、より困難を伴います。認知症の人と家族が、避難所生活を少しでもうまく乗り切るためのポイントは何でしょうか。避難所での生活に役立つガイドを作成した認知症介護研究・研修東京センターの永田久美子研究部長に、教えてもらいました。

まとめ「避難所生活を認知症の人と家族が『うまく乗り切る』ための6つのポイント」

1.静かな居場所の確保・工夫
2.トイレのための工夫
3.本人に心地よい刺激とリフレッシュタイムを
4.本人が安心できる活動や情報を
5.家族が自分の身と心をいたわる
6.福祉避難所への早めの移動

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