無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
豊かな高齢者社会の構築に向けて、日々尽きることの無い気付き、出会いを綴って参ります。

カテゴリ: 単身社会

身寄りのない高齢者が病院に入院の際に求められる保証人制度を現実に合わせて改善するように国の27病院に東北行政評価局が要請を行いました。時代の流れに沿った要請であろうと思います。是非とも改善をお願いしたいと思います。
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河北新聞 2017年12月07日木曜日

入院時保証人制度改善を 東北行政評価局が国の27病院に要請

 東北管区行政評価局は6日、入院費の支払いを担保するため、患者に連帯保証人を求めている東北の国や国立大付属の27病院に、保証人以外の選択肢を検討するよう文書で要請した。

 「病院から連帯保証人を求められたが、誰にも頼めず困っている」との行政相談を受け、評価局が東北の国公私立37病院を調査した結果、全てで保証人を求めていた。

 理由は「費用が高額になるほど未収金が発生しやすい」「身寄りのない患者が亡くなった場合に備える」など。調査に合わせ、保証人以外の対策も紹介した。

 佐賀大病院(佐賀市)はクレジットカード払いにし、病院にカード番号を登録すれば患者に保証人を求めない。須賀川市の公立岩瀬病院は保証会社と業務提携し、一定額の債務が保証される仕組みを導入した。

 評価局の首席行政相談官室は「高齢化や地縁・血縁の希薄化で、身寄りや交友関係に限りがある患者には大きな負担」と指摘。各病院が保証人の本人確認や支払い能力を十分に審査できていない実態もあり、「必ず費用が回収できるとは言えない」と改善を促した。

 評価局は、美術館や博物館の料金表示に専門学校生と高専生が記載されていない状況も調査。東北各県の博物館等連絡協議会に情報提供した。


長野県でも単身高齢者向けの空き家活用が本格化しています。各団体が無料相談や相続手続きを行うサポート体制をつくりつつあります。恐らく全国でも同様の動きが始まっているのではないでしょうか。
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産経ニュース 2017.11.30 07:02
更新  

【信州ワイド】
単身高齢者向け空き家活用制度スタート 無料相談や相続手続き助言

 ■県、9団体で積極サポート

 賃貸住宅への入居を断られやすい単身高齢者や低所得者向けに、空き家や空き部屋を活用する新たな国の制度が始まった。少子高齢化の進展とともに、増加する一方の空き家。住む人がいないまま荒廃する空き家の維持に悩む所有者に物件を登録してもらい、自治体が改修費用や家賃の一部を補助するなどして、住まい確保につなげるのが狙いだ。県内でも空き家問題は深刻化しており、無料で電話相談に応じ、相続手続きを助言するなど積極的にサポートする動きが出ている。

我々は多くの施設で独居老人の身元引受をさせて頂いておりますが、関係者から施設に入る前の独居老人の見守りについて相談を受けることが多くなりました。施設に入る前の高齢者の方々のお悩みや相談事に加えて、日々の生活を絶えず見守ってもらえないかとのニーズです。

住宅セーフティネット法でも空き家での高齢者の引き受けに際しても、最大のリスクは孤独死対策になります。
「孤立死」年1万7千人超…65歳以上が7割 という実態に皆さんがたじろいています。

地域の民生委員、マンション、アパートの管理人、地域の社会福祉協議会、行政のケースワーカー等周辺には困ったときに相談はできる方々はおられますが、もっと身近な存在として日々見守りを求める方々が増えています。
そこで我々は「みよりサポートコール」というサービスを始めましたのでご紹介をさせて頂きます。

以前このブログでもご紹介をしました、心療内科医師松田ゆたか先生の『孤独死は怖くない」で紹介をさせてい頂いた次のフレーズがあります。我々が目指すのもこの「見守りサービス」です。毎週定期的にご連絡をさせていただくことで、異変がないか、心配事がないかを確認し、各関係者にご連絡をさせていただくものです。

多くの単身者の不安は、孤独死ではありません。孤独死になり何日間も発見されずに朽ち果てていくことが怖いのです。これだけは防がねばなりません。我々はみよりのない高齢者の方々に寄り添いたいと思います。
是非、ご相談下さい。
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 「孤独死の究極の問題の解決策とは?


 しかし、この究極の問題には対応策があるのです。自分が死んだら、その日のうちか遅くとも翌日くらいに発見される手立てを講じておけば良いのです。

 たとえば、「見守りサービス」を利用するのもいいと思います。魔法瓶や電気メーターをセンサーにして、その使用状況がふだんと違っている場合に居住者の異状を疑い、親族や後見人あるいは福祉事務所など、あらかじめ指定された連絡先に情報提供されるというというものです。

 そんなハイテクではなくても、宅配弁当や乳製品、新聞などを毎日宅配してもらうサービスもこの目的に使えるのです。

 あるいは、一人暮らしの知り合いどうし何人かで、メールやLINEで毎朝「おはよう」メッセージを送りあう約束をしておいてもいいでしょう。メッセージが来ないと、その人に何か起こったかもと判断するのです。

 こんな対策を講じておけば、孤独死の究極の問題に対応できます。そしてこの問題に対応できれば、そのほかの問題は孤独死に限らずたいていの死に共通する問題ですから、ことさら孤独死を恐れなくてもいいのです。」

成年後見人制度の闇について追及をしているジャーナリストの長谷川学氏のレポート
(2017年11月16日公開<「重度認知症と勝手に判定され、財産権を奪われた」母娘の涙の訴え>http://gendai.ismedia.jp/articles/-/53465
に続く方向です。

成年後見人制度を巡って、司法において手続き飛ばしが行われているというありえない話ですが、現実にこのような問題が起きているのです。何故?としか言いようがありませんが、世論がしっかりと監視をしてゆかねばなりません。本当に怖い話です。

2017年11月26日
86歳女性に勝手に後見人をつけて連れ去った冷酷な裁判所

成年後見制度の深い闇     ジャーナリスト長谷川 学氏

 

長女は、母・晶子さんにも、在宅介護をしてきた妹の三女・光代さんに何の相談もなく申し立てをした。そして驚くべきことに、裁判所もまた、後見をつけられる当人である晶子さん本人の調査を一切、行うことなく、2017年3月9日に後見人をつける決定をしてしまったのだ。

だが、母・晶子さんは認知症とはいえ、医師の診断でも後見人をつける必要のない「軽症」とされていた。そして、本人も、同居する三女・光代さんも、成年後見制度を利用する気持ちはさらさらなかった。

そして、さらに驚くべきことに、後見人がついたあと、自宅で三女・光代さんと暮らすことを望んでいた母・晶子さんは、訪問先のデイサービスから姿を消した。どこかの施設に連れ去られてしまったのだ。

連れ去ったのは、意見が対立していた長女と次女だというが、現場には2人の後見人弁護士もいたという。家族間の対立の一方に後見人が肩入れするだけでなく、本人の意向を無視して、身柄を移す手助けまでしていたのである。

本人の意思を無視しきった今回のケースは、成年後見制度の本来の趣旨に反するだけでなく、司法が抱える極めて重大な問題を露呈させるものだ。

身寄りがいない独身男性が「脳卒中」になると……「介護施設」に入る確率は約3倍!


身の回りの世話をしてくれる人がいない独身男性が脳卒中に襲われた場合、世話をしてくれる人が存在する同性と比べて、「介護施設」に入居する確率が約3倍――。

 そんな発症後の明暗をくっきりと分けるシビアな調査結果が、10月26日の『Journal of the American Geriartrics Society』(オンライン版)に掲載された。

これは米アラバマ大学のJustin Blackburn氏らが実施した研究の成果であり、10年間(2003~2013年)に及ぶ大規模調査から「脳卒中の既住歴がある」男女560人(65~100歳)のデータを抽出解析した結果の報告論文だ。

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