無尽灯

医療&介護のコンサルティング会社・一般社団法人ロングライフサポート協会代表理事 清原 晃のブログ
高齢社会、貧困、子育て支援などの様々な社会課題が顕在化しつつあります。このような地域社会の課題解決に向けて家族に代わる「新しい身寄り社会」を創造する取り組みとして、2011年から①身元引受サービス②高齢者住宅低価格モデルの開発③中小零細高齢者住宅事業支援サービスを掲げた「ソーシャルビジネス」にチャレンジしています。

カテゴリ: 単身社会

オーストラリアで高齢者が自分の空き部屋を年下世代に無償提供し、日常生活を手助けしてもらう「異性代ホームシエア」が広がっているようです。日本ではあまり一般的ではない「シェアハウス」や「シェアルーム」は、オーストラリアでは一人暮らしする際の最もポピュラーな方法のひとつと言われます。それに高齢者が年下世代とハウスシエアをするという発想は素晴らしいです。オーストラリアでは1ルームのシエアハウスでも日本円で2万2000円程度のようです。それに対して無償提供する代わりに高齢者の支援をしてもらう、このような取り組みは日本でも可能性があるのではないでしょうか。
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豪、広がる異世代ホームシェア 高齢者の生活を手助け
SankeiBiz2019.9.13
 住宅の賃料が高いオーストラリア南東部の都市メルボルンやシドニーなどで、高齢者が自宅の空き部屋を年下世代に無償提供し、日常生活を手助けしてもらう「異世代ホームシェア」が広がっている。コーディネーターが高齢者と入居者の“相性”も確認。家族と暮らすような安心感を得られると好評だ。

 地元の在宅ケア専門家から、ホームシェア制度を知らされて登録。関節炎を患い、食事の準備や自宅外への移動が難しいため、料理好きで外出の際に車で送迎してくれる入居者を希望した。家を探していたギリシャ出身の女性、オリンピア・アレクソポリスさんを紹介された。

 コーディネーターがそれぞれ面接して条件に見合うか確認した後、2人を引き合わせた。警察による身元照会も経て、15年に同居を開始。スタウトさんは2階建ての1階、アレクソポリスさんは2階で生活している。1階にある居間や台所は共有スペースだ。

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終末期医療の意思決定の難しさを示す調査が行われました。家族がいるか、いないかで医師の判断に差が生じるという内容です。独居老人が増加するなかで、病院での治療に差が生じるのは避けて通れそうにありません。であるならば、確実に自らの意向を達成したいときには、第三者あるいは担当医以外のスタッフに意向を明確に伝えておく必要があるという指摘は正しいと思います。自らの命は自らで守るしかありません。
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家族がいない患者には治療が手抜きになる 独居老人に潜む現実
Forbes JAPAN2019.8.31
 社会は患者中心の医療を求めるが、現場はそんなに単純ではない。患者が亡くなれば、医師が相手をするのは遺族だ。患者にとってベストでないと思っても、家族の意向は無視できない。この医師の対応は、私にとっても納得できる。NPO法人医療ガバナンス研究所の研究チームは、株式会社メディウェルの協力を得て、ウェブ上でアンケート調査を実施した。

最初のケースでは、家族がいた場合には56%の医師が人工呼吸管理を行うと回答したが、いなかった場合には39%だった。人工透析については、家族がいる場合には49%で、いない場合は34%だった。いずれも統計的に有意な差だ。

家族の存在が、人工呼吸管理、人工透析ののいずれの実施率も30%程度減らしたことになる。

終末期医療の意思決定は難しい。医師は様々な要因に影響されながら、治療方針を決定しているからだ。我々の研究は家族の存在が患者の治療方針に大きく影響していることを示した。今後、独居老人が増加するわが国で示唆に富む所見だ。

どうすればいいのか。軽々に結論を下すことはできない。ただ、独居高齢者の皆さんには、担当する医師に治療方針を希望するだけでは、その意向が考慮されないことがあることを認識しておいていただきたい。確実に自らの意向を達成したいときには、第三者あるいは担当医以外のスタッフに意向を明確に伝えておく必要がありそうだ。
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高齢者の独居が進み、親族による身元引受人がいない、いても身元引受をしてくれないケースが増えています。入院に伴う身元保証人がらみのトラブルの増加に公的支援体制を日本病院会の相澤孝夫会長が求めています。私共も多くの身元引受をさせて頂いており、病院への入院手続き等は日常茶飯事ですが、大きなトラブルになったケースはありません。相澤会長が言っているように成年後見人制度は重くて手続きが煩雑な為に、日常の入院手続きには向きません。最近は民間の安価な身元引受サービスも多くなっており、周知の徹底が必要です。
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身元保証人がいても医療費支払いや遺体引き取りがなされないトラブル、公的支援体制の検討を―日病・相澤会長
メディ・ウォッチ2019.7.3
 入院患者に身元保証人がいても、連絡がつかず、医療費の支払いがなされなかったり、遺体や遺品の引き取りがなされないトラブルが生じている。独居高齢者が増える中では、こうしたトラブルを個々の病院に「自身で解決せよ」と求めることは酷であり、何らかの「公的な相談・支援体制」を検討する必要があるのではないか―。 日本病院会の相澤孝夫会長は7月2日に記者会見を行い、このような考えを示しました。

神奈川県病院協会の調べ(94病院が回答)によれば、97%の病院が入院に当たって身元保証人を求めていますが、うち74%では「身元保証人がいてもトラブルになったことがあった」といいます。具体的には、▼連絡がとれない:73.9%▼不払い:91.3%▼遺体・遺品の引き取り:18.8%―などです(複数回答)。「患者が関係の希薄な親族等の名前を、本人の了承を得ずに記載している」ケースや、「入院に関しては同意したが、以降の関係は拒否するケース」、「電話でも郵便でも一向に連絡がとれない」ケースなどさまざまで、医療費の支払いがなされず「未収金」として計上せざるを得ないことや、遺体の引き取りがなく行政に相談せざるを得ないことが生じています(神奈川県病院協会のサイトはこちら

また厚労省は「身寄りがない人の入院及び医療に係る意思決定が困難な人への支援に関するガイドライン」を作成し(2018年度厚生労働科学研究)、例えば身元保証について「成年後見制度」(これも民法に規定)を活用する手法もあることなどを提示しています。しかし、相澤会長は「自分自身も親族の後見人になるための手続きを行ったことがあるが、非常に複雑で大変である。財産管理など比較的時間に余裕がある場合は成年後見制度は機能するのだろうが、迅速な意思決定が求められる医療現場では、成年後見制度は必ずしも十分に機能しないのかもしれない」と指摘。


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2025年には751万世帯が単独世帯(独居老人)になると予測されます。全てが貧困世帯になるというわけではありませんが、中流サラリーマンが貧困に陥るリスクが高まっています。貧困老人に共通でみられる特徴として、生涯独身、離婚者が多く、日常生活における孤独も際立つといわれます。独居と貧困の相関関係を社会問題として捉え対策をしなければなりません。
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中流サラリーマンが“貧困老人”に…お金だけではない孤独問題
エキサイトニュース2019.6.23
 「真面目に働いていたはずなのに、悲惨な老後が待っていた」。これが今の日本の現実なのだろうか。普通の勤め人として中流以上の生活を送ってきたのに、彼らはなぜ生活苦に陥ったのか?

◆真面目なサラリーマンが“貧困老人”になる時代

多数の「貧困老人」を取材すると、彼らは最初から下流生活だったとは限らず、むしろ普通に働いてきた人たちばかりであることが生々しかった。生涯独身、あるいは離婚したという人が多く、日常生活における孤独も際立っていた。

◆750万人が“独居老人”に…孤独という大問題

 2025年には、「世帯主が65歳以上」の高齢者世帯が2103万世帯となり、これは全世帯の38.9%に上る。さらに、高齢者世帯のうち676万世帯が「夫婦のみ」、751万世帯が「単独世帯」。つまり751万人が“独居老人”になることが予測されている(国立社会保障・人口問題研究所「日本の世帯数の将来推計-2019年推計-」)。

貧困高齢者たちは居場所を求めて彷徨(さまよ)っている。これは、年金や生活保護だけで解決できる問題ではない。老後に向けた自身の「準備」が大事なのだ。

 これまでSPA!が取材した貧困高齢者たちは、総じて無気力だった。貧困ゆえの無気力なのか、無気力ゆえの貧困なのかはおくにせよ、人生に夢や希望はとうてい抱けないようだった。「老後の楽しみ」という言葉が、これほど虚しく感じられることはない。
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ある女性の婚活支援アドバイザーが婚活相談に訪れるクライアントの為に、福祉、法律と様々な分野の勉強会に参加しているという暖かいお話です。婚活の前に自身の生活を安定させる必要のある人が多く、医療、介護、貧困といった複雑な課題を抱えているケースが多く、その姿はあたかも絡み合った木の根のようだといいます。我々、身元引受人も同様です。身元引受と同時に様々な課題を抱え込むことになります。相続問題、借金問題、葬儀・納骨の問題、残余財産処分の問題、施設退去先の斡旋、様々な問題が木の根の如く絡み合った終活支援に直面することになります。それを一つ一つ解決するのが身元引受人の仕事です。毎日が勉強です。
ライフサポート協会身元引受サービス概要


















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木の根
中日新聞2019.6.3
 知人の婚活支援アドバイザーの女性はフットワークが軽い。福祉、法律とさまざまな分野の勉強会に参加する。

 「なんで、そんなに勉強会に行くの」。不思議に思って聞いてみたことがある。答えは「私の力だけでは、その人を根本から幸せにできないから」だという。

 実は、女性の元を訪れる相談者は、婚活の前に自身の生活を安定させる必要のある人が多い。親の介護のため長期間働くことができずに収入が低いなど、医療、介護、貧困といった複合的な課題を抱えているのだ。複雑に絡み合った木の根のようだ。

 「結婚したい」。その願いをかなえるため、彼女は勉強会に足を運び、幸せの鍵を探しに行っていたのだ。幸せになるのは難しいのか。そう思ったが、彼女の温かさに救われた気分だ。 (蓮野亜耶)


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